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2022年2月23日水曜日

Bank of Americaの口座を日本で解約するまでの顛末

2014年12月にサンフランシスコに赴任し、2016年4月に帰任した。 赴任中はBank of Americaに銀行口座を作っていた。 帰任後もクレジットカードなどの引き落としや、海外出張、海外旅行などでの利用のために銀行口座は存続していた。 オンラインで口座の残金の管理はしていたものの、登録している住所を帰国後の日本の住所に変更していないことに2019年に気づき、オンラインで変更した。


しかしながら、その後、スマホを機種変した際に銀行アプリで登録ができないことが発覚した。 本人認証の中で、クレジットカードのセキュリティー番号を聞かれた際に、手元にあったクレジットカードはすでに18年で失効していた。 更新された新しいカードは、住所変更をしていなかったために日本の住所には送付されていなかったのである。 それ以前に本人認証されたPCだけが唯一のコンタクト手段となっていたが、そのPCがあれば何とかなるだろうと思っていた。 

 2020年9月に定年の半年前に65歳定年の会社に転職した。そのころからコロナが世界的に蔓延してきて海外に行くようなことはしばらくありえないような時代となった。 そんなこともあり、Bank of americaの口座を解約しようと21年の暮れにその年の年間経費の集計をしているときに決めた。 

それで、オンラインで日本の口座に送金をしようとしたところ、アプリの登録の時と同様に個人認証でクレジットカードのセキュリティー番号を聞かた。 しかし、それがクリアできないためにオンライン送金はできないことが分かった。 同様にネットで調べたところ、Bank of Americaはちょっと前まではオンラインで口座閉鎖ができていたようだ。 が、最近はセキュリティーが厳しくなったようで、対面もしくは電話でのみしか口座解約ができなくなっていた。 

 いずれにせよ、国際電話で海外送金や口座解約の話をすのはかなりハードルとコストが高い。 何かいい策はないかということで、さらにネットで調べてみると、LINEのラインアウトが格安でアメリカとの通話ができることが分かった。 1分1円で日本国内の通話よりもはるかに格安である。

https://line.me/ja/call/price-table/US 

とりあえず、電話はほぼただ同然のラインアウトでかけるとして、オペレーターとの英語の会話は大丈夫だろうか。。。。。 ひとまず、ラインアウトの30日プラン60分60円をチャージして電話してみた。 オペレーターにつながるまで15分くらい待たされ、つながった後も自分の英会話能力の関係もあり、会話はなかなかうまくかみ合わず中途半端な状態でいったん電話を切った。 60分なんて余裕だと思っていたが、気が付くと45分は消費していた。 

その時に言われたのが、窓口に直接出かけるか、ユーエスビーキーを購入してそれを使えば、個人認証ができるということだった。 ユーエスビーキーというのは電気屋さんで売っているとのことだったが、それは一体何なのか? 実体が何かも分からず、そんなもの日本で手に入らないじゃないかと途方に暮れた。。。。 

 チャットやEmailでやり取りできる方法はないかと調べたが、その方法の選択肢は見当たらなかった。 Bank of americaのカスタマーサービスのトップのメールアドレスがHPに載っていたので、口座を解約して日本の銀行に送金したいので助けてほしい旨を書いてダメ元でメールを送った。 また、ネットで調べているうちに、Bank of americaのコールセンターは通訳をお願いすれば通訳も入れた3者でやり取りしてくれることが分かった。 そうしたら、カスターサービスの担当者から返信が来て電話で話をすることができた。 

それで、振出しに戻り、通訳を入れてもらい、どうすればよいかの話をさせてもらった。 そこでわかったのは、住所変更がされていなったことによる本人認証の問題とそれを解決するにはユーエスビーキー=USB Security Keyの入手が必須だということ。 USB Security KeyはAmazonでも入手可能だということで、US Amazonで入手しようと考えたが、ダメもとで日本のAmazonで検索したらいくつか候補が出てきた。 そこで、その中で信頼できそうなものを購入した。 

https://amzn.to/36ABjWX

USB Security Keyを入手後、再び、Bank of americaに電話をし、海外送金手続きの段取りをPCを操作しながら実行し、無事、送金できる段階までたどり着けた。 海外送金するにあたり、円にして送るか、ドルのままで送るかによって手数料が変わる。Bank of americaの場合、円に換金する場合は手数料はかからないがその代わり、換金レートは非常に悪い。 ドルのまま送金する場合は手数料は5ドル以外かからない。 

ということで、日本で海外外貨貯蓄の有利なソニー銀行の口座を作り、そこに送金した。 

送金するにあたり、5ドル以上の残金が必要ということで念のために10ドルと端数を残して、口座解約の手続きをしてもらった。 口座解約にあたり、残金の5ドルちょっとは小切手で日本に送ってくれるとのことだった。 

最初は送金後の残金5ドルあまりを再度、換金効率は悪いが手数料のかからない為替円換算して日本の口座に送金して口座残額をゼロにしようとしたが、10ドル以上でないと送金できないという事がわかり諦めた。

 アメリカの小切手の換金に調べてみると、マネーロンダリングの関係で、現在は三菱住友信託銀行しか対応できないみたい。 しかも。小切手1枚につき50000円以上の手数料がかかるとのこと。 6ドル程度の小切手は換金は意味なし。

ということで、この情報が皆様のお役に立てると幸いです。